越前町織田は、織田信長の祖先の故郷です。織田氏の祖は越前織田の荘の荘官として、また越前二の宮劔神社の神官として代々奉仕してきた由緒ある家柄でした。そのため、織田信長は戦国の乱世にあっても、劔神杜を氏神として深く尊崇し、武運を祈るとともに、多くの神領を寄進し、神殿を造立するなど、劔神社の保護と住民の治安に尽くしています。奈良時代に光仁天皇が奉納されたと伝えられている梵鐘は国宝に、本殿は県の指定文化財に指定されています。国宝の梵鐘は、日本で3番目に古い梵鐘とされ、福井県にある6つの国宝のうちのひとつです。2015年10月に隣接する越前町織田文化歴史館に寄託されました。
御祭神は「素盞嗚大神」「氣比大神」「忍熊王」で、御神徳は人の運気を高め、大願成就にご利益があることから、県内外から多くの参拝者で賑わいます。
織田の紋が記された、ご朱印帳に人気があります。