絶景の海岸美
風と波が作り出した自然の大トンネル「呼鳥門」
大きな岩が海になだれ込むようにせり出し、風と波の侵食で岩に穴がぽっかり開いた洞穴。長い年月をかけてくりぬかれた自然の大トンネル・呼鳥門は越前海岸を代表する景勝地です。以前は下を国道が通っていたが、現在では遊歩道が整備され、間近に見ることができます。
国定公園に指定されている越前海岸は、北は東尋坊、南は敦賀の杉津にかけての海岸線で、真ん中の越前岬を西端に、緩い「く」の字形で日本海へ突き出ており、北端部に九頭竜川が流れ込みます。リアス式海岸である若狭湾と違い、隆起海岸による男らしい雄々しい奇岩断崖が特徴です。越前岬を中心に、風と波の浸食作用が作り上げた自然の大トンネル「呼鳥門」などの奇岩断崖が続く海岸美は、訪れる人々を魅了します。
その独特の景観は、ドライブスポットとして人気があり、天気の良い日は、多くの車やバイクで賑わいます。
一年を通して、新鮮な魚介類が楽しめ、特に冬季シーズンの「越前がに」が有名です。また、日本の水仙の三大群生地であり、山の斜面には可憐な越前水仙が咲き、観光客の心を惹きつけます。
また、越前岬や東尋坊は「日本の夕陽百選」にも選定されています。
大きな岩が海になだれ込むようにせり出し、風と波の侵食で岩に穴がぽっかり開いた洞穴。長い年月をかけてくりぬかれた自然の大トンネル・呼鳥門は越前海岸を代表する景勝地です。以前は下を国道が通っていたが、現在では遊歩道が整備され、間近に見ることができます。
越前町の北端、呼鳥門のすぐ南にある高さ約100mの大断崖。海からほぼ垂直に立つ断崖の先端が海鳥の棲息地になっており、糞で白く染まるためこの名がつきました。勇壮な日本海とともに生きてきたこの土地の象徴的な光景です。
福井県嶺北地方の最西端で、越前海岸随一の景勝地で、高さ130mもの断崖がそそり立ち、荒々しい波が打ち寄せダイナミックな景観が楽しめます。奇礁が点在し景色がよく、日本の夕陽百選にも選ばれています。越前岬展望台からの眺望はすばらしく、東尋坊や敦賀半島を一望できます。岬の突端の海抜132mの頂上部には、白亜の越前岬灯台が立ち、岬のシンボルになっています。
越前岬へと連なる尾根の最上段にあるのが越前岬展望台。眼下には、越前岬水仙ランドと白亜の灯台、日本海を一望でき、地球の丸さを実感できる展望台です。
越前海岸では、東尋坊と共に日本の夕陽百選に選定されている「越前岬」。目の前に広がる大パノラマに沈みゆく夕陽は、まさに絶景です。
越前町梅浦の旅情公園のすぐ南側にある岩。双子岩のようによく似た岩が海面から突き出しており、独特の景観を作り出しています。タイミングが重なるとこの二つの岩の間に沈む夕陽を見ることも出来ます。
越前海岸の銭ヶ浜にある「潮吹岩」は、自然の偶然が造り出した間欠泉です。岩と岩の隙間に、幾重にも波が押し寄せることで噴き出す潮は、穏やか過ぎても荒れ過ぎても見ることが出来ません。見頃は冬場ですが、波の高い日などは近づきすぎないようにお気を付け下さい。
越前岬周辺は、日本水仙三大群生地のひとつであり、その面積は60ha以上を誇り日本最大規模です。開花シーズンである12月~1月にかけて越前海岸の急斜面は白い絨毯のように水仙が咲き誇ります。日本海側唯一の群生地であり、その雄々しい海岸線と可憐な水仙とのコラボレーションは、越前海岸でしか見られない絶景です。
≫越前海岸の水仙畑について詳しく見る
≫梨子ヶ平園地について詳しく見る
≫梨子ヶ平千枚田水仙園について詳しく見る
≫梨子ヶ平台地について詳しく見る
越前海岸は言わずとれたズワイガニの王様「越前がに」の産地。海岸線にはズラリと魚屋さんや食処、旅館が立ち並び、越前がにシーズンとなる11月から3月にかけて、多くの人で賑わいます。