今年2017年は、泰澄が白山を開山して1300年の記念の年です。そこで、昨年度から2年間にわたり、泰澄や越知山・白山に関係する連続講演会を開催します。
講演会1~3
9月23日(土曜日・祝日)
講演会1 午後1時から2時30分まで(90分)
演題 泰澄大師と白山開創―泰澄和尚伝記の世界―
講師 本郷真紹 氏 (立命館大学文学部 教授)
概要 白山を開いた泰澄大師、その伝記に即して、古代北陸の宗教文化を考えます。
講演会2 午後2時40分から3時50分まで(70分)
演題 越知山大権現の石造物
講師 三井紀生 氏 (郷土史研究家)
概要 越知山大権現の石造物から神仏習合時代の信仰の様子を追求する。
講演会3 午後4時から5時10分まで(70分)
演題 泰澄伝承を歩く
講師 山口賢治 氏(越知山泰澄塾 塾長)、村上雅紀(越前町織田文化歴史館 学芸員)
概要 泰澄伝承は800か所以上あり、全国に広まる。主要な箇所を写真とともに紹介する。
講演会4~6 10月15日(日曜日)
講演会4 午後1時から2時20分まで(80分)
演題 山の信仰のはじまりと修験
講師 菅谷文則 氏(奈良県立橿原考古学研究所所長)
概要 飛鳥時代の末に役小角が奈良県葛城に生まれ、修験的なことを始めたと言われる。白山の泰澄、出羽三山の蜂子皇子などが開山者とされるが、文献史料がないので否定的に言われることも多い。しかし、泰澄などがいたということを出発点にする方が遺跡論からは論証しやすい。
講演会5(特別公演) 午後2時40分から3時40分まで(60分)
演題 泰澄伝より十一面観音の心は母の慈愛なり
演者 やすきひろこ 氏(大和かたりべ)、横瀬智也 氏(大和かたりべ)
概要 日本古来の舞台様式を取り入れた独自の語りと芝居を融合させた舞台。泰澄の物語を泰澄伝にそって泰澄に関わった人物から描く。
講演会6 午後3時50分から5時10分まで(80分)
演 題 近世の越知山大谷寺と白山平泉寺―両寺院の経営と参詣者からみた白山信仰―
講 師 本川幹男 氏(勝山市史審議委員会 委員)
概 要 両寺院の経営や地域との関係、参詣者のあり方を比較検討しつつ、近世的白山信仰の性格について考える。
講演会7~9 11月18日(土曜日)
講演会7 午後1時から2時20分まで(80分)
演題 院政期の仏像彫刻史と越前町-白山信仰の遺品を中心に-
講師 杉崎貴英 氏(帝塚山大学文学部 准教授)
概要 平安時代後半から、白山信仰は各地に広がった。当時の彫刻史に越前町の遺品をとらえる。
講演会8 午後2時30分から3時50分まで(80分)
演題 泰澄伝説の研究をめぐって
講師 笠松雅弘 氏(福井県立こども歴史文化館 館長)
概要 泰澄伝説成立過程の問題点と今後の課題をいろいろ整理して語る。
講演会9 午後4時から5時10分(70分)まで
演題 『泰澄和尚伝記』の風景とその成立
講師 堀 大介(越前町織田文化歴史館 学芸員)
概要 『泰澄和尚伝記』は、いつ書かれたものなのか。伝記に出てくる風景を確認しながら、その成立について探る。
ご案内
場所
織田コミュニティセンター 多目的ホール
対象
どなたでも参加できます。
定員
各回、先着200人
料金
無料
申し込み
事前申込は不要です。どの講演会に参加されても結構です。当日、会場までお集まりください。
駐車場が満車の場合は、織田文化歴史館の駐車場をご利用ください。
主催者情報
越前町織田文化歴史館
〒916-0215 福井県丹生郡越前町織田153-1-8
TEL:0778-36-2288
FAX:0778-36-2588
E-mail:rekishi@town.echizen.lg.jp
営業時間
午前10時から午後6時まで(入館は午後5時30分まで)