織田文化歴史館で特別展示「杉の花遺跡発掘調査の成果と劔神社」を開催します。
杉の花遺跡の発掘調査
劔神社境内には、奈良時代より現代にいたる「杉の花遺跡」が存続しています。
町教育委員会では、平成22年より「杉の花遺跡」の発掘調査を行ってきました。
とくに、令和5年の劔神社社務所再建にかかる発掘調査は大規模なもので、
奈良時代から室町時代を中心とする多くの遺物や遺構が発見されています。
劔神社と神宮寺
越前二の宮・劔神社は約1,800年の歴史を有し、古代より北陸道を代表する神社として知られてきました。
戦国大名・織田信長の先祖が神主を務めていたことは著名で、毎年多くの人々が参拝に訪れています。
劔神社には数多くの文化財が伝わり、特に奈良時代に制作された梵鐘は日本で3番目に古いものとして国宝に指定されています。
また、梵鐘の銘文より、8世紀後半には「劔御子寺」と呼ばれた神宮寺が建立されていたことが分かります。
中世になると「劔御子寺」は「織田寺」と名を変え、神仏習合のもと劔神社の官寺として発展していきます。
その様子は室町時代の「劔神社古絵図」に描かれています。
特別展示を観覧しよう!
「杉の花遺跡」の発掘調査によって、これまで古文書や絵図に記されてこなかった時代の劔神社と織田寺の姿が明らかになりました。
今回の特別展示では、「杉の花遺跡」の調査記録や出土品の展示を行い、古代より繁栄した劔神社と神宮寺の様子を見ていきます。
ぜひ、この機会に悠久なる歴史に触れてみませんか?
皆さまのご来館をお待ちしてします。
合併20周年記念 特別展示
会 期:令和7年1月11日(土)~3月23日(日)
会 場:越前町織田文化歴史館 常設展示室
開館時間:午前10時~午後6時(入館は閉館の30分前まで)
観 覧 料:一般100円・団体(20名以上)80円。 中学生以下、70歳以上は無料。
休 館 日:毎週月曜日(祝日・振替休日の場合、その翌日)および祝日・振替休日の翌日
※ 展示替にともない、次の期間を臨時休館します。
令和7年1月5日(日)~1月10日(金)
令和7年3月25日(火)~3月30日(日)
会場
越前町織田文化歴史館
(福井県丹生郡越前町織田153-1-8)
問い合わせ先
越前町織田文化歴史館
TEL:0778-36-2288