幸若音曲(幸若舞)発祥の地の記念碑は、越前町社会福祉センター朝寿殿(越前町西田中)の正面玄関横にあります。幸若舞は、越前町西田中が発祥の地で、申楽(さるがく)などと同様に中世芸能として発達し、約600年の伝統を誇る芸能でした。室町時代に、桃井直詮(幼名 幸若丸)によって興されたといわれ、その一族は現在の越前町西田中に住居を構え、ここを中心に全国で活躍しました。武士道鼓舞の舞曲として多くの戦国武将に愛好され、保護されましたが、特に織田信長の愛好ぶりは有名で、桶狭間への出陣する際に「人間五十年 下天のうちをくらぶれば 夢幻のごとくなり」と幸若舞の「敦盛」を謡い舞ったことはよく知られています。また、豊臣秀吉や徳川家康らも幸若舞を庇護し、江戸時代には幕府の式楽として毎年将軍の前で舞うことが家職となっていました。
幸若音曲発祥の地記念碑こうわかおんきょくはっしょうのちきねんひ
最終更新日:2023.11.6 [ カテゴリ:歴史文化, 名所・史跡 ]
幸若舞が興された地
名称
幸若音曲発祥の地記念碑(こうわかおんきょくはっしょうのちきねんひ)
住所
福井県丹生郡越前町西田中8-20-22
電話番号
0778-37-1234(越前町観光連盟)
交通アクセス
★公共交通機関の場合:福井鉄道神明駅下車 福鉄バス鯖浦線乗車約15分~越前町役場前下車後徒歩5分
★車の場合:北陸自動車道鯖江I.Cから約30分
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