Myせいこ丼作り体験しました
11月6日の越前がに漁解禁から、
越前海岸は活気に溢れ、県内外から多くのお客様が連日、越前がにを求めて来られています。
福井では、ズワイガニのオスを越前がにと呼びます。
メスは、セイコガニと呼びます。
獲れる地域によってそれぞれ名称が違い、
お隣の石川県で獲れたズワイガニは、オスは「加能ガニ」メスは「香箱ガニ」と呼ばれています。
越前がには、越前の海で獲れた証の黄色いタグが付けられています。
また、2018年に農水省から「地理的表示制度(GI)」の登録を受けました。
越前がにの美味しさの秘密
① 漁場の近さ かにの生息地の水深250~400mが越前海岸では、港から37~56kmと近く、1~2時間で漁場に行けるため、日帰りで水揚げできて、鮮度を保つことが出来ます。
② カニの生育に良い地形 漁場の地形が段々畑のようになっていて、カニが生息しやすくなっています。
③ エサが豊富 越前沖は、寒流と暖流がぶつかり、植物プランクトンが豊富で、エビや小魚が育ちやすく、エサが豊富なことから、良いカニが育ちます。
④ 資源確保の取り組み ズワイガニの資源を守るため、漁期を決め、漁獲制限を行っています。
越前がには、11月6日~翌年3月20日
セイコガニは、11月6日~12月31日
水がに(脱皮したてのカニ)2月20日頃~3月20日
⑤ カニを育てる 禁漁期間中に海底の堆肥をかき混ぜ、プランクトンの繁殖を促しています。
さて、越前がにはズワイガニの王様、1匹数万円するものもあり、庶民にとっては高値の華です。
地元では、手頃な価格で外子、内子が楽しめるセイコガニが好んで食べられています。
ただし、セイコガニの漁期は、資源保護のため、11月6日~12月31日と決められていて、今年も食べられるのはあとわずかになっています。
今回、越前町観光連盟の「越前ロコ旅 体験プログラム」でセイコ丼作り体験に参加してきました。
私が体験したのは、越前焼の器に盛る「MYせいこDON」づくり
申し込み方法は
①申し込みフォームに体験希望日、人数などを入力します。
②観光連盟から日程決定の連絡があります。
③体験当日、エプロン持参で道の駅えちぜんの越前町観光連盟に行きます。
今回、教えてくださったのは、越前厨温泉にある民宿けいしんさん。
優しいお母さんが迎えてくださいました。
今回は、友達と二人の参加です。
一人、2杯のカニが用意されていました。
二人とも越前町在住なので、カニの捌き方は、一応なんとなくわかっています。
お母さん手書きの説明書がかわいい。
まずは、外子が入っている「ふんどし」と呼ばれるところを外します。
外子は、成熟した卵でプチプチとした食感です。
次に足を外します。5本の足を持ち、反対側に倒すと簡単に取れます。
甲羅の中には、朱色の「内子」とグレーの「かにみそ」が入っています。
越前ガニはオスなので、内子、外子は入っていません。
胴体についている「エラ」は食べられないので、外します。
足の関節の上にはさみを入れていきます。
関節から切り離した脚をすりこ木で押していくと、きれいに身が出てきました。
いつも脚の身を出すのに、苦労していたので、こうやると簡単で綺麗に出せるんですね。
肩肉は、半分に切ってからかにフォークで身を出していきます。
この日は、お母さんのご厚意で、2杯半のカニを剥きました。
越前焼のお皿にご飯を盛り、身を乗せた上に海苔を乗せ、甲羅を置き、大葉と大根おろし、パセリを添えます。
おお!!なんて豪華。
カニ入りのお味噌汁も頂いて、超豪華なセイコ丼が完成しました。
MYせいこ丼作り体験は、12月いっぱいで終了ですが、「越前ロコ旅」では、様々な体験メニューがあります。
個人ではなかなか出来ないものもありますので、越前町にお越しの際はチェックして、体験をお申し込みください。
越前町で食べられる魚介類
さてさて、越前町の冬の海で獲れるものは、カニだけではありません。
越前海岸沿いの魚やさんで手に入れた魚をご紹介します。
紅ズワイガニ
鮮やかな紅色をした紅ズワイガニ。
水深500m~2500mの深海に生息し、
漁期は9月1日~翌年6月1日と長く、福井では唯一山下富士夫さんが漁をされています。
するっと身が食べられるので、人気のカニです。
ガマエビ
日本海側で水揚げされるエビです。
見た目はごつごつしていますが、刺身で食べると甘くて絶品。
水揚げ量が少なく、日持ちしないので、ほぼ地元でしか流通していないようです。
水魚
私は、みずべこと呼びますが、げんげと呼ぶ地域もあるようです。
ぬるぬるとしたゼラチン質に覆われている深海魚。
日持ちがしないため、県外にでることはなく、ほぼ地元だけで食べられます。
コラーゲンたっぷりで、美味しいだしが出るのですが、子供の頃は、このぬるぬるした食感が苦手でした。
今回は、ガマエビの殻と昆布でだしを取り、お吸い物にすると共に、唐揚げにしてみました。
タコ
越前海岸で獲れるタコは、柔らかくて美味しいです。
今回は、タコ飯で食べてみました。
生姜をきかせて炊いたご飯は、何杯でも食べられる美味しさです。
越前の海では、他にも様々な魚介類が獲れます。ぜひ、越前がにと共に楽しんでください。
ちょっと前に食べた美味しいもの
蟹かに亭 水仙ランド店で食べた「海鮮ちらし」
蟹かに亭さんは、かに料理がもちろん有名でお勧めなのですが、海鮮ちらしも人気商品の一つです。
酢飯の上に、これでもかと数種類の魚介類が!!
ブリ(ふくらぎ?) イカ、甘エビ、ガマエビなどなど。
食べても食べてもご飯に行きつかないくらいのてんこ盛りです。
水仙ランド店は、海がとてもよく観えて、ロケーションも最高!!
美味しいお魚と景色を楽しみに行ってみてください。
蟹かに亭 水仙ランド店
福井県丹生郡越前町血ケ平25-2
越前岬水仙ランド下
電話 0778-43-6272
営業時間 11時~15時
定休日火曜日
HP:https://kanikanitei.com/