陶芸館で楽しい体験をしよう!!
こんにちは。
今年は、いつまで経っても肌寒い日が続いていましたが、越前陶芸村の桜のつぼみもようやく膨らみ、ちらほらと花を咲かせています。
さて、今回は、福井県陶芸館の体験イベントに参加してきました。
福井県陶芸館の資料館では、水野九右衛門コレクションで越前焼の歴史変遷を観ることができます。
◆水野九右衛門(みずのくうえもん)1921~1989
越前焼の古陶磁学者 越前焼が日本六古窯の一つに認められたことに大きな功績をあげられた。
また、併設の越前焼セレクトショップClaysでは、福井県内の陶芸家の作品を展示販売しています。
資料館の敷地内には、茶苑や陶芸教室があります。
陶芸教室では、電動ろくろ体験や手びねり体験、絵付け教室が休館日以外は毎日開催されています。
来られてから体験を申し込むことも可能ですが、電動ろくろの台数に限りがあることと、
県内外から校外学習などの教室をしていることが多いので、事前に予約されることをお勧めしています。
◇ 陶芸教室
受付時間 9:00~15:00(絵付けは16:00まで)
所要時間30分~1時間半
料金 600円~3000円(HPでご確認ください)
約40日で焼きあがります。作品のお渡しは、手渡し又は宅配
電話 0778-32-2174
HP http://www.tougeikan.jp
さて、福井県陶芸館では、様々な体験イベントが開催されています。
【インド×エチゼン スタンプ模様のやきもの 2022】
教室では、粘土を均一に薄くのばした「たたら」を型にはめて成型したお皿に、
インドの職人さんが手彫りしたウッドブロックスタンプを思い思いに押して、自分だけのお皿を作りました。
まずは、型にたたらをのせて、指で押さえて型に添わせ、型どりします。
その上にスタンプを押していくのですが、スタンプの向きや押し方によって、柄の出方が変わり、違ったデザインが生まれてきます。
皆さん、どんなデザインにするか、余った土で試し押ししながら、自分だけのオリジナルデザインの皿を作っていました。
参加者は、ご家族や友達同士だったり、私のように一人で参加している人もいました。
私のお皿、ちょっと欲張ってスタンプを押したら、ごちゃごちゃになってしまいました(笑)
後は、6種類の釉薬の中から好きなものを選んで、陶芸館のスタッフの人にお任せします。
乾燥、焼成してこのお皿が受け取れるのは、5月の連休明けくらいとのことです。
今回の講師は、辻 麻美さんです。
辻さんは、広島県からご主人のご実家のある福井に来られて、
2018年、陶芸村近くに「design Labo chica」をオープン。
辻さんの持っているウッドスタンプは、精巧で綺麗で見ているだけでもうっとりします。
このスタンプは、布に押して素敵な模様を付けたりするそうです。
お店では、インドの布や洋服、手作りウッドスタンプなどを販売されています。
陶芸村の近くなので、ぜひ訪ねてみてください。
◇design labo chica showroom
丹生郡越前町小曽原54-43-11
営業時間10:00~16:00
土曜営業 日曜祝日定休 平日予約制
http:www.desai-labo-chica.com/
070-4222-2458
翌週は、【さくら染めの春のストール】作りに参加しました。
講師は、陶芸館スタッフの北西妃都美さんです。
陶芸村で折れてしまったソメイヨシノの枝を事前に集めておいてくださいました。
染色に使う枝は、花が咲く前の方がよりピンク色に染まりやすいそうです。
参加者全員で、桜の枝を細かく切って、台所で使う水切りネットに詰めました。
大きな鍋にたくさんの枝と水を入れて、煮ます。
その水を捨てて、もう一度水を入れ煮ていきます。
一度目に煮た液は、赤く染まりにくいので、捨ててしまうそうです。
二度目に煮ている間に、私たちは、越前古窯博物館内にある水野家で、
まだ少しつぼみのしだれ桜を眺めながらお菓子とお抹茶を頂きました。
この水野家は、水野九右衛門氏の旧宅を移築・復元されたものです。
こちらでは、お庭を眺めながら、抹茶とお菓子やぜんざいを楽しむことが出来ます。
私たちがお茶を楽しんでいる間に桜の枝を煮だした液が出来上がっていました。
煮だしたばかりの液は、黄色っぽいですが、時間が経つと酸化して、段々と赤くなっていくそうです。
今回は、より濃く染めるために、1週間前の真っ赤になった液も混ぜて使いました。
草木染は、銅やミョウバンなどの焙染液を使うと、また違った色に染めることが可能です。
用意してもらったシルクの白いストールを、それぞれが好みの色に染めてみました。
私は、濃いめのピンクに染めてみました。
桜の茶色い枝から、こんなにきれいなピンク色に染められるとは、びっくりです。
昔、中学校の国語の教科書で染色家の志村ふくみさんが桜の木で布を染められる話を読んだことを思い出しました。
桜の木は、木全体で最上のピンクの花を咲かせている。
茶色い木の枝にも、桜色の要素が入っているのだなと、今回のさくら染めで実際に知ることが出来ました。
布を乾かしている間に、桜にまつわる言葉でする「さくら言葉ビンゴゲーム大会」までしてくださいました。
なんと北西さんが作られたミモザのミニスワッグが当たってしまいました。
北西さんは、今後も草木染のイベントを開催されます。
◇藍染めのTシャツを染めよう (8/21)
◇マリーゴールドの花でトートバックを染めよう (9/4)
陶芸館では、他にも様々な体験イベントを開催予定です。
◇越前焼で楽しむ苔玉
・苔玉の皿を作ろう(5/8)
・越前焼に飾る苔玉を作ろう(9/18)
◇つまみ細工で作る紫陽花のブローチ(6/4、6/5)
◇陶板に飾る夏のスワッグ作り(7/10)
福井県陶芸館の公式LINEに登録していただくと体験イベントなどの催しの情報がいち早く届
きます。
人気のイベントは、キャンセル待ちが出るほどだそうです。
ぜひ公式LINEに登録してください。
◆福井県陶芸館 越前古窯博物館
福井県丹生郡越前町小曽原120-61
電話 0778-32-2174
FAX 0778-32-2279
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日 月曜日(祝日の場合は開館)
祝日の翌日 年末年始
HP http://www.tougeikan.jp
FacebookやInstagramでも、情報発信しています。
☆令和4年4月9日~4月10日には、第10回越前陶芸村しだれ桜まつりが開催されます。
越前陶芸村では、その頃きっと桜が見頃になっています。
楽しいイベントが満載ですので、ぜひ皆さんのお越しをお待ちしています。
越前陶芸村しだれ桜まつり公式サイト
https://echizentougeimura.wixsite.com/shidare