MISAKIミニマルシェと越前岬灯台
MISAKIミニマルシェ
2024年10月20日、越前岬水仙ランドでMISAKIミニマルシェが開かれました。
越前岬を拠点に越前海岸の水仙畑の保全や地域の特産品の販売などをされいるMisakiCreatorsさん主催です。
MisakiCreatorsさんの越前水仙の収穫体験などのイベントに以前参加させてもらったことがあります。
獣害や生産者さんの高齢化など越前水仙を取り巻く問題を少しでも解決したいと、水仙の球根を植えたり、草刈りをしたりという水仙畑の保全活動をされたり、越前焼などの地元の産物の販売などをされています。
到着するのが遅くなり、会場に入ったら、コンサートは終わった後で残念でした。
海と空をバックに。
バリトンの山下哲弘さんとピアニストの山本ちひろさんの「千の風」クラシック歌手ミニコンサート。
写真だけですが、素敵なコンサートだったことが伺えます。
(主催者さまの写真をお借りしました)
マルシェでは、スイーツやドリンクの販売、様々なワークショップが行われていました。
私は、学芸員さん企画の「越前水仙の蟹作り」にチャレンジしました。
越前水仙で蟹????
「蟹作り」という中国の伝統的な水仙の仕立て方で、旧正月の飾りに用いられます。
球根をカッターナイフでスライスし、葉芽を露出させて、葉の片方をそぎ落とします。そうすると、葉が蟹の脚を思わせるアーチ状に曲がるそうです。
説明を聞いていてもなかなか理解できなかったのですが、要所要所で指導を受けながら、球根を切り刻み、芽を出して切っていきました。
用いられるのは、休眠から覚めて、根や芽がある程度育ち始めた球根です。
四苦八苦しながら、なんとか3個の球根を蟹作りになるようにしました。
越前焼のお皿にのせて、水耕栽培で花が咲くのを待ちます。
※水仙の球根には毒性があります。取り扱うときは、手袋などをはめて、直接触らないようにしてください。
次に私が取り組んだのは、草月陶房さんの「小さなまぁるい花の器作り」
ころっとした形がかわいくて、思わずチャレンジしちゃいました。
中を空洞にするために、丸い粘土を半分に割り、中を凹ませて、二つを再び合わせくっつけます。
ストロー状の棒で花を入れる穴を空けていきます。
不器用ながらも、なんとか完成!!
かわいいっ!!
乾燥して、焼いてもらうのに、大体2か月かかるそうです。
年明けくらいでしょうか。
楽しみです。
優しい空気感が心地いい素敵なマルシェでした。
Misaki Creators
福井県丹生郡越前町梨子ケ平
HP: http://misaki-creators.myshopify.com
越前岬灯台一般公開
MISAKIミニマルシェ会場の水仙ランドのすぐ隣にある越前岬灯台の一般公開がありました。
毎年11月1日~8日は全国の灯台で「海と灯台ウイーク」という催しが開催されます。
例年、越前岬灯台も11月初旬に一般公開されるのですが、今年は、MISAKIマルシェに合わせてこの日に公開されました。
去年、もらった海と灯台ウィークの越前岬灯台のバッジとロゲットカード。
今回は、一般公開記念のスタンプを押してきました。
実は、何年も前から越前岬灯台に登りたいと思いながら、なかなか機会に恵まれず、今回ようやく念願叶いました。
初代越前岬灯台は1940年3月29日に点灯
2008年11月21日に耐震対策のために現在の灯台のすぐ隣に二代目が建てられました。
灯火の高さは海上面から131.46m 地上から16.27m
光の強さ(光度)は200000カンデラ(1カンデラはろうそく1本分の光度)
光り方(灯質)単せん白光 毎15秒に1閃光
光が届く距離 21海里(約39㎞)
灯台は、それぞれ固有の光り方をすることで海上にいる船舶が認識し、二つの灯台の灯りを繋いで、船が自分のいる位置を把握することができます。
灯台の中は、螺旋階段になっていて、すれ違いがギリギリできる広さ。
最後は垂直に上る梯子があって、登りも怖いけど、降りるときがかなり難しいです。
LB-30型灯器は、30秒で1回転し、2つ電球が対で回ることから、閃光が15秒に1回、海上の船に届くようになっています。
現在の越前岬灯台は、2008年からLB-M30型灯器を使っていますが、それ以前に使われていたフレネルレンズは、水仙ランド内に展示され観ることができます。
この日は、風が強かったので、外に出ることはほんのわずかだけでしたが、敦賀半島や丹後半島を海の向こうに見ることができました。
以前に撮った写真ですが、日本海に沈む夕陽と越前岬灯台や、桜の咲く中の越前岬灯台を観ることもできます。
越前岬灯台は敦賀海上保安部が管理され、海と船舶の安全を守っています。
越前岬灯台
福井県丹生郡越前町血ヶ平